IHIインフラ建設

防災・水門技術研修所

防災・水門技術研修所とは

防災・水門技術研修所は、実際の水門設備を配備した体験型の技術研修所です。

近年気候変動の影響により激甚な気象災害が頻発しており、洪水対策等に対する水門の重要性がさらに高まっています。

一方では多くの既存水門設備の老朽化が加速し、水門設備の維持管理・整備を行う熟練技術者においては、高齢化と担い手の減少が進んでいます。

㈱IHIインフラ建設では、水門設備の技術者の確保・早期育成を目的に、実際の水門設備を配備した体験型の「防災・水門技術研修所」を設立し、2022年4月より運用を開始しました。

社員のみでなく、同業他社様、協力会社様、施設管理者様、水門設備に関わるすべての方にご利用いただけます。

動画で知る防災・水門技術研修所

防災・水門技術研修所紹介

日本唯一の場所へ潜入!(前編)

日本唯一の場所へ潜入!(中編)

日本唯一の場所へ潜入!(後編)

研修内容

特徴

1座学と実機を使用した
体験型研修

実際の水門設備を配備しており、実技を通して維持管理や整備の実践的知識を身に付けることができます。

技術者の早期育成、技術力UP

2最新のICT・IoTを活用した
維持管理技術の習得

効率的な維持管理に寄与する、最新のICT・IoT技術の習得と、その技術を活用する人材を育成することができます。

DX推進、先進技術の学び・体感

基礎教育

水門の基礎知識・基本的な点検方法を学びます。
座学だけでなく、実機を使って水門の操作、機器の仕組み、点検作業の見るポイントを学ぶことができます。

体験教育

さまざまな実機を用いた点検・整備の実技を学びます。
構造は実物と同じ設備で実践的な技術を体験することができます。

対応訓練

不具合発生時の対応方法の実技訓練や緊急時の点検手法の訓練を学びます。
水門にトラブルが起きた際の対処方法や、わざとトラブルを起こしてその対応訓練ができます。

研修室での受講
各機器の構造説明
ワイヤロープ径 測定

研修概要

研修期間:2日間
受講料:60,000円(税込)/1名
定員:5名程度
受講形態:集合研修
研修会場:㈱IHIインフラ建設 防災・水門技術研修所
(東京都江戸川区篠崎町5-2-13)
アクセスはこちら

協力会社様カリキュラム

対象者

ダム・河川に設置された水門設備等について、協力会社として、点検・整備に携わる経験の浅い方を対象にしたコースです。

ねらい

水門設備の点検・整備に関する基礎知識と基礎技能の習得をねらいとし、点検のポイントや各種測定方法・故障発生時の対処方法等を学びます。

施設管理者様カリキュラム

対象者

ダム・河川に設置された水門設備等の施設管理経験の浅い方を対象にしたコースです。(施設管理経験が概ね1~2年以上の方)

ねらい

水門設備の点検・整備に関する基礎知識と基礎技能の習得をねらいとし、故障発生・不具合発生時の対処方法について代表的な事例を実技を通して学びます。

研修カリキュラム追加予定

研修施設

ワイヤロープウインチ式開閉装置

  • ファンブレーキによる扉体自重降下や可搬式エンジン駆動装置による操作も可能
  • 開度計は、スタンド式開度計とメッセンジャワイヤ式で二重化
  • 扉体はローラゲートとし、主ローラ・サイドローラ・水密ゴムを設置
  • 減速機天板および開放歯車カバーはアクリル製とし、内部の状態や作動状況の確認が可能

油圧式 開閉装置

  • 油圧ユニットカバーは4面ともアクリル製とし内部を可視化
  • 流量制御は2種類の回路の選択が可能
  • 開度計は磁歪式とメッセンジャワイヤ式で二重化
  • 緊急油圧装置やオイルヒータ・オイルクリーナを装備

機側操作盤

  • 機側操作盤には模擬信号発生器を備えゲートの全開・全閉や故障の検出を機側操作盤側で簡単に発生させることができ、その復旧方法などを効率的に研修できるよう配慮。
  • ワイヤロープウインチ式開閉装置の機側操作盤はリレーシーケンス、油圧式開閉装置の機側操作盤はPLC(プログラマブル ロジックコントローラ)によるシーケンス回路構成とし、制御設計技術者向けのより専門的な研修メニューにも対応可能。

遠隔制御室

  • 研修所の2階に遠隔制御室を設置。実際の運用に近い形式を採用し、光ケーブルを用いたFL-net(手動系と自動系の2系統)で機側操作盤と接続し、遠隔監視操作システムとネットワークカメラを組み合わせることで、より実践的な研修ができるものとした。

研修参加者の声

実機を使って学べる日本で唯一の体験型研修施設と聞いていたので、受講するのを楽しみにしていました。
閑静な住宅街に本物の水門設備があり、しかも動かすことができたのには驚きでした。2日間の講義でしたが、あっ!という間の時間であり内容盛りだくさんの研修でした。

普段見ることができない減速機の天板や油圧シリンダのチューブが透明になっていて、内部の様子を見ることができました。機器の仕組みや動いている時の状態が確認できて、とても参考になりました。

実際に私たちで水門を動かしながら構造説明を受けることができました。工具を使って機器の分解をし、点検方法を学ぶことができたことも大変良い経験になりました。とても記憶に残る研修でしたね。

よくある質問

服装や持ち物は何が必要ですか。

服装は作業着、運動靴の着用をお願いします。
ロッカーの貸出もありますが、着替えを終わらせたうえで、開始時間までにご着席ください。
ヘルメットについても貸出します。

駐車場はありますか。

駐車場はありません。
公共の交通機関をご利用ください。

講習は何時からですか。

協力会社向けコースは8時半、施設管理者向けコースは9時から開始します。

研修人数、最小遂行人数を教えてください。

基本的には5名としております。
随時相談があれば調整しますので以下より連絡いただけますでしょうか。

研修中に負傷した場合はどうすればよいですか。

傷害保険費用を当社にて負担いたします。

支払い方法を教えてください。

基本的には講習予約完了後に振込手続きとなります。
他の支払い方法を希望されている場合は、以下より連絡いただけますでしょうか。

昼食の用意はありますか。

昼食は用意しておりません。
各自で用意をお願いします。

アクセス

㈱IHIインフラ建設 防災・水門技術研修所

〒133-0061 東京都江戸川区篠崎町5-2-13

公共交通機関における交通手段

都営新宿線 篠崎駅北口より徒歩10分

※研修所までの移動は公共の交通機関をご利用ください。

問い合わせ

防災・水門研修所について見学のご希望や問い合わせがある場合は、以下より連絡をお願いします。

防災・水門技術研修所
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